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浅い鎮静に耐えられる場合、耐えられない場合

世の中、浅い鎮静が推奨されていますが、浅い鎮静に耐えられる場合、耐えられない場合があるような気がしませんか? 私の印象では、浅い鎮静に長期間耐えられる人は、呼吸不全の程度が軽く、慢性疾患を持つ患者です。これはあくまでも印象で、No Evidenceです。 耐えることができないのは、呼吸不全の程度が重い患者。耐えられる、耐えられないという基準として一番重要なものは、呼吸状態の悪化だったりするわけだから(これも印象)、呼吸状態が反映するのは当たり前なのかもしれない。 でも、慢性疾患は興味深い気がしませんか。長期的に入院している患者は、挿管中にも、時間の潰し方を知っている気がします。なので、あまり不穏にならずに過ごせる気がします。みなさんはどう思いますか? どのような患者で浅い鎮静は難しい、って特徴が分かれば役に立つ気がするんだけどなあ。