ARDS患者への腹臥位

ARDS患者に対する腹臥位療法に関しては、
酸素化は改善するが死亡率に差はなかったとする2001年のGattinoniら*のRCTがあって、臨床適用にはどうなんだろう、と思っていましたが。。

昨年、PROSEVA study**で重症ARDS患者(P/F<150)には腹臥位療法が死亡率を低下させるという結果がでましたね。(Gattinoniらの研究でも重症低酸素血症患者を対象にしたサブグループ解析では良い結果が得られていたのですが)
ちなみにPROSEVAっていうのは、The Proning Severe ARDS Patientsの略らしい。かっこいい名前つけるね。
このPROSEVA studyは最低16時間の腹臥位を毎日行うというものなのですが、詳しくはJSEPTIC journal clubを参照するとよいと思います。
http://www.jseptic.com/journal/jreview_144.pdf

で、私たちにとって見ものなのは、その結果とか方法だけじゃなくって腹臥位の方法。是非ご覧あれ。シーツ交換もできて一石二鳥。。
https://www.youtube.com/watch?v=E_6jT9R7WJs

*Gattinoni, L., Tognoni, G., Pesenti, A., Taccone, P., Mascheroni, D., Labarta, V., et al. (2001). Effect of prone positioning on the survival of patients with acute respiratory failure. The New England Journal of Medicine, 345(8), 568–573.

**Guerin, C., Reignier, J., Richard, J.-C., Beuret, P., Gacouin, A., Boulain, T., et al. (2013). Prone positioning in severe acute respiratory distress syndrome. The New England Journal of Medicine368(23), 2159–2168. 

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