スクイージングの科学性?

看護必要度にスクイージングが含まれていますね。
スクイージングは明確な根拠がなく、効果を疑問視する研究も出ています。
もしかしたら「神の手」ならできるのかもしれませんが、それであれば標準的な手技にならないでしょう。

スクイージングの不思議な点は、質の高い研究で証明されていない、つまりエビデンスレベルの低いものにるにも関わらず、異常に普及していることです。(もしかしたら、患者層を特定すれば有効なのかもしれませんが。。そこに突っ込む研究もないのが現状)

なにがあるんでしょうね?

コメント

  1. もう売り込まれてはいないはずなんですけどね.でも,一度広まった噂はなかなか払拭しにくいということはあるのだと思います.「徹底的に良い」と持ち上げられたものは「徹底的に悪い」と苔降ろさなければ,評価は逆転しませんよね.このあたり,マスコミは得意そうですが.一方,批判するにしても優秀な科学者であればあるほど,「徹底的に悪い」と叩くより,客観的に紳士的に批評しますから,流布された「良い」は,しぶとく残るように思います.

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  2. 下火にはなっていると思いますが、依然として呼吸理学療法=スクイージングという図式はまだまだ定着しているように思います。特にベテランナースにその傾向を感じます。エビデンスが云々といっても実際にスクイージングで痰がとれたという体験をすると効果の高い手技としていつまでも信用してしまうのでしょう。
    リコモジュリンやエラスポールといった薬剤は海外でも色々検証されていますので、評価ができますけどスクイージングの場合は海外での認識度が低く、そもそも実施している国も少ないと言われているわけで、検証すらほとんど行われていないのが現実ですよね(卯野木さんの動物実験が有名ですが)そんな状況ではこの手技自体がいいのか悪いのかも分からないのはないでしょうか?
    ただ看護必要度という診療報酬にも関わることにエビデンスの確立されていない手技を取り入れることは非常に疑問を感じます。

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