鼠径部へのカテーテル留置患者の離床
鼠径部のカテーテル(中心静脈ライン、動脈ライン、血液浄化用のバスキュラーカテーテル)の留置患者の離床に関して、です。
確かに、鼠径部にカテーテルが挿入されている患者の離床は手控えてしまいますね。屈曲や事故抜去、血腫形成などが怖いです。実際に離床が進まない理由として鼠径部へのカテーテルが最も多い理由であるという報告もあるくらい。
では、それらの憂慮は本当にあたっているでしょうか。
以下のような報告があります。
心血管系ICUに入室し、鼠径部へカテーテル(Femoral Catheter)が挿入されている77人の患者を対象にした観察研究を報告します。端座位、立位、椅子への移乗、歩行を含むリハビリテーションを行い、その結果を報告しています。挿入されていたカテーテルは動脈ライン(長さ12 cm)が最も多く、次に中心静脈(16〜20 cm)、血液浄化用(23cm)の順になっています。合計で630回の離床を行っており、カテーテルに関連した合併症は一つもなかったことを報告しています。
その他、本文は読めていませんが、他の研究でも同じような結果が出ているようですね。
確かに、鼠径部にカテーテルが挿入されている患者の離床は手控えてしまいますね。屈曲や事故抜去、血腫形成などが怖いです。実際に離床が進まない理由として鼠径部へのカテーテルが最も多い理由であるという報告もあるくらい。
では、それらの憂慮は本当にあたっているでしょうか。
以下のような報告があります。
Perme, C., Nalty, T., Winkelman, C., Kenji Nawa, R., & Masud, F. (2013). Safety and Efficacy of Mobility Interventions in Patients with Femoral Catheters in the ICU: A Prospective Observational Study. Cardiopulmonary Physical Therapy Journal, 24(2), 12–17.
心血管系ICUに入室し、鼠径部へカテーテル(Femoral Catheter)が挿入されている77人の患者を対象にした観察研究を報告します。端座位、立位、椅子への移乗、歩行を含むリハビリテーションを行い、その結果を報告しています。挿入されていたカテーテルは動脈ライン(長さ12 cm)が最も多く、次に中心静脈(16〜20 cm)、血液浄化用(23cm)の順になっています。合計で630回の離床を行っており、カテーテルに関連した合併症は一つもなかったことを報告しています。
その他、本文は読めていませんが、他の研究でも同じような結果が出ているようですね。
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